フォーラム

アフリカの感染症を知る」シリーズ第8回講演会

  • 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第8回講演会
  • 「アフリカの感染症を知る」シリーズ 第8回講演会

    前回は、参議院議員の武見敬三先生に「感染症対策のグローバルな枠組み」について講演をいただきました。交通網の発達により感染症が瞬く間に世界中に拡散するという感染症のグローバル化に対しては、グローバルヘルスへの対策転換とそのためのファイナンスの重要性をお話いただき、賛同すべき点が多々あったと感じております。

    2000年代に入り、グローバリゼーションの進行による富の偏在が原因で国家間・個人間の経済的格差が拡大、さらに気候変動・温暖化による疾病構造の変化が起こってきました。この問題は従来のドナー中心の支援では対処できず、こうした国境の枠を超えた健康課題を解決するため、新たなパラダイムとしてグローバルヘルスが提唱されるようになりました。
    2000年9月の国連ミレニアム・サミットで国連ミレニアム宣言が採択され、21世紀の国連の役割の方向性を提示する目的で、ミレニアム開発目標(MDGs)がまとめられましたが、この
    目標の中で重要とされる8つのゴールの内、グローバルヘルス関連として、乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改善、HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止が上げられております。その後、持続可能な開発目標(SDGs)が2015年からスタートしていて、現在に至っています。
    今回講演頂く長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科の神谷教授は、援助の形骸化や限界、理想と現実の乖離などから現場での実践の重要性を感じ、長年アフリカ・アジアで活動をされてきました。ご専門は国際保健・小児保健であり、SDGsの重要課題に関連して今回は感染症と小児保健の観点からお話頂くこととしております。

    概要
    日時: 2023年11月2日(木) 14時から15時30分
    場所: オンライン(ZOOM)
    テーマ:「感染症と小児保健」
    講演者:神谷保彦 長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科 教授
    司会: 池上清子 公益財団法人アジア人口開発協会専務理事、アフリカ協会副会長、野口英世アフリカ賞選考委員

    講演会の概要は、機関紙「アフリカ」冬号に掲載致します。また協会HPにて講演内容を視聴できますので併せてご参照願います。

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