フォーラム

第10回大使を囲む懇談会開催

  • 軽部駐コンゴ(民)大使を囲む懇談会
  • 10月16日(水)午後、国際文化会館会議室において軽部洋・駐コンゴ(民)大使を迎え、同国の近況について伺う会を開催しました(会員企業等から出席者計16名)。先ず軽部大使より、同国の面積、人口、人口増加率、主要輸出品目と鉱業などの同国の基礎情報、同国の略史と1996年の第一次コンゴ内戦以後の状況、紛争終結と平和の定着への歩みを概観の後、最近の政治情勢、特に2016年以降カビラ大統領(当時)の任期終了後の政治空白期間中の国内および関係国の動向、その後のチセケディ大統領の就任(今年1月)と現在までの動き、同大統領の主な経済政策(鉱物資源開発におけるトレサビリティの強化、汚職撲滅、基礎的社会インフラの開発他)、同国のマクロ経済概況と主な鉱物資源(銅、コバルト、ウラン、ダイヤモンド、タンタル、原油他)の分布状況、貿易・投資状況及び日本の同国への協力状況(産業人材育成プログラム、経済インフラ整備プログラム、警察改革プログラム他)などの諸点について説明がありました。
    次いで会員企業等の出席者から、銅をめぐる、周辺国との関係はどのようなものか、またコバルトとニッケルの生産状況はどうか、東部でエボラ熱が発生したという情報があるが、コントロールされたのか、同国はコバルトの他リチウムも産するが、国内で精錬することが可能なのか、或はそれを目指しているのか、タンタルの現在の生産状況はどうか、以前コンゴ東部に行ったことがあり、民間の小型飛行機で希少金属を簡単に密輸で国外に持ち出すケースがあると聞いたが、そのようなことが現在でも行われているのか、アフリカへの進出を考える日本の中小企業があるが、住宅、水処理、ごみ処理など社会インフラのニーズが大と思う,鉱業資源の採掘をめぐるトレサビリティがきちんとしているか、鉄道インフラが老朽化しているがその後改善策があるのか、マタディ橋は老朽化が進んでいるのか、などの諸点について質問が出されました。
    (担当委員:鈴木優梨子)

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