フォーラム

第14回大使を囲む懇談会開催

  • 小笠原一郎・駐マダガスカル大使を囲む懇談会
  • 3月12日午後、国際文化会館会議室において小笠原一郎駐マダガスカル大使を迎え、同国の近況について伺う会を開催しました(会員企業等から出席者計23名)。冒頭小笠原大使より、2009年のクーデター発生時からの動き(2011年の政治危機打開のためのロードマップ成立、2013年の大統領選挙によるラジャオナリマンピアニナ政権樹立と国際社会復帰、そして昨年の大統領選挙による本年1月のラジョリナ新大統領の政権発足にいたる動き)及びラジョリナ新政権樹立後50日間の政策について説明しつつ、経済状況(2018年の経済成長は5%が見込まれ、石油、天然ガス、ニッケル、コバルト等の天然資源に恵まれていること、しかしインフラ面での問題を抱えていること)などについても説明があり、最後に日本との関係(公的部門では,昨年着工した円借款によるトアマシナ港拡張が同国最大の事業であり,民間投資としてもアンバトビプ・プロジェクト(日本企業が47%出資するニッケル採掘他の案件)が最大のものとなっている等、密接な関係が存在)についても説明がありました。次いで出席者から、新大統領の政策は質の高いインフル構築を重視する一方,BHNも重視する意向と思われるが、どのようにこの2つを進めていくと思われるか、エネルギー開発と水へのアクセス拡大のための努力がなされているか否か、債務について、IMFとの関係は改善されたと承知するが、主要ドナー国の見方はどうか、中でも米国と中国の「マ」経済の見方はいかなるものか、水資源開発は重要だが、このような島では、塩水化の問題があると思われるところ、環境モニタリングなどは実施しているか、工業開発を進めることは重要と思われるが、さまざまな分野の工業化について、インセンティブを与えたり、また工業開発のための投資促進を円滑に進めるための政策を有しているか否か、旧植民宗主国であった仏の現在の「マ」への関心はいかなるものか、ラチラカ元大統領の近況、新政権は主要な人事面でテクノクラートの登用を重視しているのか、5月27日に実施予定の議会選挙の見通し如何、などについて質問がありました。
    (担当委員:鈴木優梨子)

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