講演会イベント2024

  • 04月18日
  • 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第10回講演会

アフリカ協会文化・社会委員会主催「アフリカの感染症を知る」シリーズの第10回講演会です。今回お話を頂く杉下智彦教授は、外科 医師、保健システム専門家、医療人類学者として、
アフリカを中心に 20 年間に 30ヵ国 で保健システム案件の立案や技術指導に携わってこられました。また「持続可能な開発目標(SDGs)」 の策定をはじめ、日本政府及び国際機関の委員を務められるなど国際的にも活躍されました。アフリカの歴史や文化、保健システムへの造詣 が深く、各国の保健システム強化における技術指導、保健政策や戦略計画策定、プライマリヘルスケア、保健医療分野における官民連携促進、ブロックチェーンなどを利用した新技術への革新などを行ったり、またアフリカの伝統医療や妖術の研究、アフリカの社会 起業家育成、若手人材のリーダーシップ育成など、国内外で多彩な活動を展開されてまいりました。アフリカにおける深いご経験と国際的に活躍された知識をお持ちの杉下先生のお話であり「アフリカにおける感染症の世界観と人類の新しい脆弱性」に関して医療人類学的見地から非常に興味深いお話となっています。

講 師:杉下智彦  医療法人観音会 屋久島尾之間診療所 理事長/院長
東京女子医科大学グローバルヘルス部門 客員教授

テーマ:アフリカにおける感染症の世界観と人類の新しい脆弱性
-医療人類学的視点から

日 時:2024年4月18日(木) 14時から15時30分
司 会:池上清子   アフリカ協会副会長、公益財団法人アジア・開発協会専務理事、 野口英世アフリカ賞選考委員

  • 03月15日
  • 2023年度 アフリカ協会主催 第2回シンポジウム

アフリカでの大任を果たされご帰国された3人の大使の方からそれぞれの勤務地での貴重なるご経験をご報告頂きました。また講演の後、外務省アフリカ部の斉田参事官をモデレーターとして、今後の対アフリカ外交は如何にあるべきかなど語って頂きました。

講 師:前駐カメルーン大使 髙岡 望 
前駐南スーダン大使 堤 尚広
前駐ブルキナファソ大使 加藤正明

テーマ:在アフリカ帰国大使によるアフリカ情勢報告

日 時:2024年3月15日(金) 14時~16時予定
司 会:アフリカ協会理事長 草賀純男 

  • 01月25日
  • 「アフリカの感染症を知る」シリーズ第9回講演会

アフリカ協会文化・社会委員会主催「アフリカの感染症を知る」シリーズの第9回講演会です。
今回お話を頂きましたNPO法人ロシナンテス理事長の川原尚行医師は、2002年に外務省の医務官としてスーダンで勤務されていた際に、内戦中のスーダンで医療提供を受けられずに苦しむ患者の状況を憂えて、退官後現地での医療活動を開始されました。当時は内戦の只中であったため、日本政府も支援を出せない状況でしたが、川原医師は2006年5月にNPO法人「ロシナンテス」を設立、また同年国際NGO「ロシナンテス・スーダン」を設立して現在までスーダン・ザンビアなどで医療支援活動を継続されています。
今回の講演の主題は「感染症とデジタル母子登録システム」ですが、妊産婦と乳幼児の保健指導の基礎資料となる「母子健康手帳」は同時に、乳幼児の保護者に対する育児書の役割も果たしており、インフラ施設の整備が遅れているアフリカでは、通信手段としてスマートホーンが一般的となったこともあり、母子健康手帳の機能をデジタル化すれば一層の普及が期待されることとなります。このデジタル登録システムの現状と今後の普及に関して川原医師の現場での活動状況と併せてご講演頂きました。

講 師: 川原尚行   特定非営利法人ロシナンテス  理事長 

テーマ:「感染症とデジタル母子登録システム」

日 時:2024年1月25日(木) 14:00~15:30 オンライン(Zoom)
司 会: 池上清子 アフリカ協会副会長、公益財団法人アジア・開発協会専務理事、 野口英世アフリカ賞選考委員