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- 2025年版アフリカの洞察報告:市民の参画と力‐アフリカの人々は民主主義の将来性を主張する
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- 【月刊アフリカニュースNo.155掲載】
- 【月刊アフリカニュースNo.155掲載】
- “African insights 2025: Citizen engagement, citizen power: Africans claim the
promise of democracy”
アフロバロメーター、 2025年7月
https://www.afrobarometer.org/feature/african-insights-2025
アフロバロメーターはガーナに本部を置く非営利団体で、アフリカの約40か国でのインタビューを通じ、人々の意識調査と分析を行っている。本報告書は年2回発行される報告書の一つで、39か国で行われた第9次調査(2021年~2023年)に基づいている。主な論点は以下のとおり。
市民の政治参加に関し、四つのカテゴリーに分類される10の指標についての39か国の平均は以下のとおり。

全体の傾向では、ほぼ全員が何らかの政治活動に参加しており、10項目のいずれも不参加だったのは6%に過ぎない。市民参加が最も活発なのはガンビア、レソト、リベリア、マラウイ、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、ジンバブエ。最も不活発なのはチュニジア。
投票の自由、集会の自由、言論の自由、自由で公正な選挙があるとの感じ方は10年前よりも減少しているが、それでも69%が投票の自由があり、79%が集会の自由があると感じている。
一方、政党への帰属意識は10年前よりも14%減少した。与党への不満とそれを代替できない野党への失望、野党候補者の排除、政党そのものの解散などがその理由だ。
西側では教育を受け、経済状況が良い者が政治参加する傾向があるが、アフリカでは教育レベルが低く、貧困な市民ほど政治に参加している。男女比では女性の、年齢層では若者の、居住地域では都市の市民の政治参加率が低い。ただし若者は抗議行動には参加する。
結論は、1)生活やインフラへのニーズが政治参加を促進する、2)地方議員の対応の良さが接触を促進する、3)民主化が進み、選挙への信頼性が増せば投票率は向上する。




