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  • 「IMF2022年4月サブサハラ・アフリカ地域経済見通し:新しいショックと限られた対応策」
    • 【月刊アフリカニュースNo.115掲載】
    • *サブサハラ・アフリカの2021年後半の経済は予想以上に成長し、年当初の見通し3.7%に対し、実績は4.5%となった。しかし2022年には3.8%へと減速が予想される。それ以降の成長は4%超と予想されるが、COVID19からの回復には十分ではない。
      *サブサハラ・アフリカとロシア、ウクライナとの経済的結びつきは強くなく、2か国との貿易は地域全体の貿易量の2.5%弱に過ぎないが、ウクライナ戦争は深刻な影響をもたらす。原油価格上昇は、原油純輸出国である8か国にプラスに働き、銅、金、ダイヤモンド、プラチナ等の輸出国も潤うこととなるだろう。しかし37の原油輸入国は深刻な打撃を受ける。また食料価格の上昇は社会的な緊張を高めるリスクがある。
      *世界的な金融引き締めは為替レートに影響し、中国、欧州の景気減速も悪影響を及ぼす。
      *2022年のインフレ率は12.2%、2023年は9.6%と予想される。
      *公的債務は既に今世紀最大となっている。財政引き締めの中で、国営企業への補助やエネルギー補助金などの無駄な支出を削減すべきだ。
      *これらの危機を乗り越えるためには、経済の多角化や、アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)を活用する民間セクターの活性化、ディジタル化、グリーン・エネルギーへの転換などの政策が必要だ。

    • “Regional Economic Outlook for Sub-Saran Africa, April 2022: A New Shock and Little Room to Maneuver”、 International Monetary Fund、4月
      Regional Economic Outlook for Sub-Saharan Africa, April 2022 (imf.org)

       

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