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- アフリカの鼓動:未来の経済成長への要因、問題点
- 【月刊アフリカニュースNo.85掲載】
- 資料名 “Africa’s Pulse:An Analysis Of Issues Shaping Africa’s Economic Future”
World Bank、2019年10月
https://www.worldbank.org/en/region/afr/publication/africas-pulse Press release
https://openknowledge.worldbank.org/handle/10986/32480 Full text
・アフリカの経済成長率は、人口成長率より低く、2019年は2.8%が予想されているが、2015年以来、3%以下の成長である。
・期待より低い成長率は、世界的な不確定性の反映でもあるが、各国のマクロ経済の
不安定性にもよる。債務の管理、インフレ、赤字予算、政治的および行政の不確実性、
虚弱性等が要因と言える。
・3大経済の現状:ナイジェリアの2018年の成長率は1.9%、南アフリカ2018年に0.8%、
アンゴラは、不況から抜けられない。
・コンゴ(民)や、ニジェールのような資源国では、資源価格の上昇と農業生産の増加、
インフラ投資の増加により、経済成長が見られる。
・上記の3大経済を除くサブサハラ・アフリカ諸国の経済成長は、好調と言える。
しかし、非資源国の成長は、概して低い。
・債務蓄積による脆弱性は非常に高い。政府の高い債務蓄積によるところが大きい。
債務の利払いが、増大している。