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- 「世界の食糧危機についての報告書(2019)」
- 【月刊アフリカニュースNo.78掲載】
- 資料名“Global Report on Food Crises (GRFC 2019)
the Food Security Information Network (FSIN)、4月2日
http://www.fsinplatform.org/sites/default/files/resources/files/GRFC_2019-Full_Report.pdf 本文、202ページ
http://www.fsinplatform.org/sites/default/files/resources/files/GRFC_2019-Abridged_Version.pdf 要約、16ページ
・2018年、53ヶ国1億1300万人以上が、厳しい飢えと、栄養不足に苦しみ生活支援を求めている。最悪の食糧危機は、最悪順に並べると、イエメン、コンゴ(民)、 アフガニスタン、エチオピア、シリア、スーダン、南スーダン、ナイジェリア北部である。この8ヶ国の7200万人が、最悪の食糧危機に苦しんでいる。
・紛争と不安定な安全保障が、最大の原因と指摘できる。21ヶ国7400万人が該当する。 およそ3000万人が、アフリカ10ヶ国であり、2700万人が西アジアと中近東の7ヶ国である。更に1300万人が、南アジア、東南アジアの3ヶ国、1100万人が東欧である。
・気候変動と自然災害に起因すると指摘できるのは、2300万人で、アフリカの20ヶ国である。
・経済変動によって影響された人々は1020万人で、ブルンジ、スーダン、ジンバブエである。
・紛争を終結し、女性の権限を与え、子供達に食事と教育を与え、農村のインフラと セイフティー・ネットを充実する事が、災害に強く、安定した、飢えから解放された世界を築く第一歩である。
・紛争防止、継続する平和への投資が、生命と生活を救い、社会の構造的な弱点を減少し、飢餓の根本的な原因に対処する事が出来る。