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- 「世界幸福度報告書 2018」
- 【月刊アフリカニュースNo.66掲載】本報告書はギャラップによる世論調査で、個人の幸福度を0から10の段階で得られた数値の平均値に基づいて156ヶ国と、今回のみ117ヶ国における移民の幸福度を比較するものである。主観的な幸福度の比較である。
説明変数は、(1)一人当たりGDPを対数とした値、(2)社会的支援(困ったとき支援してくれる親戚、友人)、(3)健康寿命、(4)人生の選択の自由度、(5)寛容さ(過去一ヶ月にチャリティ等に寄付したか)、(6)腐敗度の認識であり、これらの数値を回帰分析によって、説明変数の寄与度を計算している。
本書のp. 17に説明変数の説明あり、p.20~23に国別ランキング表あり、p.24・25 に2008‐10~2015‐17幸福度の変化表がある。
国別ランキングで一位は、フィンランドで、数値は7.636、最低の156位はブルンジで、2.905、わが国は新聞で報道されていたが54位で5.915、先進国では低い。地域別の評価はないが、全世界の中間値は、5.264、西欧が6.635、東アジアは5.343、サブサハラ・アフリカは4.425である。アフリカの幸福度が、他地域との比較で低いということである。今回の報告書は、移住者の幸福度を調べ、報告している。また、中國の農村から都市への移住者の幸福度につき1章が設けられている。
各章のタイトル以下の通り、
第1章. 幸福度と移住:要約、
第2章. 国際的移住と世界の幸福度、
第3章. 国際的な移住は移住者と家族をより幸福にするか、
第4章. 農村―都市の移住、中国のケース、
第5章. 幸福度と南米における国際移住、
第6章. 南米における幸福度は社会的な基礎がある.
第7章. アメリカの保健危機とEasterlinパラドックス、
添付. 移住者は移住した国でより幸福になるか.
- 資料名:“World Happiness Report 2018”
United Nations、3月
https://s3.amazonaws.com/happiness-report/2018/WHR_web.pdf