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- 「2025年版グローバルジェンダーギャップ報告書」
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- 【月刊アフリカニュースNo.153掲載】
- 【月刊アフリカニュースNo.153掲載】
- “Global Gender Gap Report 2025”
World Economic Forum、 2024年5月
https://jp.weforum.org/publications/global-gender-gap-report-2025/
世界経済フォーラムが2006年から発表している報告で、1)経済参加と機会、2)教育の達成、3)健康と生存、4)政治的エンパワーメントの四つの側面、及びその総合値での各国内の男女の格差を示す。2006年から継続的にデータを収集している国は100か国で、現在は148か国をカバーしている。2024年版報告書の主な論点は以下のとおり。
⚫2024年には、男女格差が埋まるスピードがパンデミック以前に戻った。2025年の世界全体の格差は68.8%(100%が完全な平等)で、2024年から0.3%改善された。このスピードだと世界が完全な男女平等(パリティ)を達成するには、あと123年を要する。
⚫四つの指標のうち、格差が大きいのは経済参加と機会、及び政治的エンパワーメントだが、この二つは、2006年以来最も格差が解消された指標でもある。経済参加は55.1%(2006年)から60.7%(2025年)に、政治的エンパワーメントは14.3%(2006年)から23.4%(2025年)に改善された。しかし、完全な平等にはそれぞれ135年、162年かかる。
⚫2024年の世界の労働市場への女性の参加は41.2%で、伝統的に男性の仕事とされてきたインフラ分野でも8.9%の増加が見られた。一方でジェンダーに基づく分業や、女性の低賃金問題が残っている。高等教育(大学)への女性の就学率は男性を上回っているが、その成果は労働市場で発揮されていない。また子育てによりキャリアが中断する可能性は、男性よりも55.2%高い。
⚫女性の政治参加促進に関する法整備は多くの国で行われている。しかしその執行率は低い。
⚫中・低所得国の女性は輸出促進によりフォーマル経済に移行し、収入も増加した。今後の貿易の縮小が、COVID19と同じように、女性により大きな打撃を与えることが懸念される。貿易政策立案時には、女性の就業や給与へのインパクトが考慮される必要がある。
⚫アフリカの上位3か国はナミビア(8位)、カーボベルデ(30位)、南アフリカ(33位)。下位3カ国はスーダン(147位)、チャド(146位)、ギニア(144位)。
⚫日本は昨年と同じ118位。