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  • 「2023 年世界開発報告:移民、難民、そして社会」
    • 【月刊アフリカニュースNo.128掲載】
    • 世界銀行の 2023 年版開発報告書。テーマは移民と難民。人類はその歴史が始まって
      以来移動を繰り返してきたとし、移民や難民が開発に最大の利益をもたらす方策を提示
      している。尚、移民とは移動先の国で市民権を獲得していない人々と定義されている。
      分析の方法として、移民や難民が保有しているスキルと移動先の労働市場との「マッチ」
      及び移民や難民となる「動機」を用いている。主な論点は以下のとおり。
      ● 現在、世界の 1.84 億人が自身の国籍がある国とは別の国で居住しており、その 20%
      が難民。移民・難民の総数の 40%が高所得国に、43%が中低所得国に、17%が湾岸
      諸国に居住している。多くの国は移民の送出国であり受入れ国でもある。
      ● 人口動態の変化が移民の受入れ及び送り出しのニーズを生んでいる。気候変動もま
      た移民の動機となる。
      ● 移民のスキルが受入れ国の労働市場にマッチしている場合には、母国にいる時より
      も多くの収入を得ることができる。送出国にとっても送金などのメリットがある。
      但し頭脳流出の問題はある。受入れ国にとっても高生産性や低賃金労働などのメリ
      ットがあるが、一方で、社会サービスなどのコストも生じる。
      ● 難民に対しては保護が必要であり、そのコストを国際的にシェアする必要がある。
      ● 能力が受入れ国の労働市場にマッチしない移民の多くは不法移民であり、受入れ国
      にとってはコストとなるが、移民の尊厳を守る必要もある。送出国側でも、移民と
      なる動機を減じる方策が必要となる。
      ● 国境を超える人の移動から最大限の利益を得るためには、送出国、受入れ国、通過
      国それぞれが戦略的な政策を持つ必要がある。また二国間、多国間の国際協力も必
      要だ。有効な政策立案にはデータ、金融制度及び弱い人々の声を聞く姿勢が求めら
      れる。

    • “World Development Report 2023: Migrants, Refugees, and Societies”
      World Bank、2023 年 5 月
      World Development Report 2023: Migrants, Refugees, and Societies (worldbank.org)
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