皆様に参考となる資料を紹介するコーナーです。
お忙しい方でも、手軽にデータやトピックスにアクセス出来るように
工夫しています。
ご興味のある資料は検索してみて下さい。
- 「世界不平等報告書 2022年」
- 【月刊アフリカニュースNo.114掲載】
-
“WORLD INEQUALITY REPORT 2022”
Coordinated by Lucas Chancel (Lead author)、Thomas Piketty、Emmanuel Saez、Gabriel Zucman
https://wir2022.wid.world/www-site/uploads/2022/03/0098-21_WIL_RIM_RAPPORT_A4.pdf
本報告書は、世界の不平等についての国際的な研究活動を総合したものである。ここに表示されているデータと分析は、すべての大陸にいる100人以上の研究者が4年間かけて作業した結果である。データベースは世界不平等研究所によって維持されている。
2021年の成人の平均稼ぎは、PPP(USD 23,380 )であり、平均的成人は(USD102,600)を所有している。この平均値は、国家間、国家内の大きな格差を隠している。最も豊かな世界の人口の10%は、世界の所得の52%を占めており、人口の最も貧しい50%は、8.5%を占めている。平均して、世界所得分配のトップ10%は年USD122,100を稼ぎ、貧しい50%はUSD3,920 稼ぐ。
世界的な富の不平等は、所得の不平等より大きい。世界人口の最も貧しい方から数えて50%の人口は、富の2%を所有しているに過ぎない。対照的に、最も豊かな10%は、すべての富の76%を所有している。平均して、貧しい方から人口の50%は、成人一人当たりUSD4,100であり、トップ10%は、平均USD 771,300である。