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- 「組織のジェンダーの公平性を保つための道具箱」
- 【月刊アフリカニュースNo.101掲載】
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“Gender, think-tanks and international affairs: a toolkit”、
Chatham House. 2021年2月
https://www.chathamhouse.org/sites/default/files/2021-02/2021-02-10-gender-think-tanks-international-affairs-dunkley-et-al_1.pdf
この文書はチャタムハウスが、シンクタンの組織にあたって、ジェンダーの公平性
を保つための指針、道具箱として用意したものである。しかし、シンクタンクに限るこ
とはなく、多くの組織に利用できると思われるので、ここに紹介する。
・多くの組織でそれぞれの運営方針、経営政策・戦略、調査などについて討論が行われる
が、圧倒的に男性が支配する。女性が招かれて話す場合は、特にジェンダーに関連する
時のみである。多様な意見に欠けている討論は限られた知識と経験が提示されるだけ
であり、偏った見解、結論が披露されるだけである。人口の半分は女性であり、その見
解はすべてのレベルで反映されなければならない。
・この道具箱は国際的なシンクタンクで働く人々―トップマネジメントをはじめとして、
組織に働く全員を念頭に用意されるものである。女性が多くの場合、差別の対象になり、
また、十分に女性が代表されていない―特にトップマネジメントにおいてーという問
題をも認識している。 (全体で40ページ)
・主な項目 (各項目の詳細は本文にあります)
・組織構造、 活動、 運営
・組織の行動計画の作成
・討論
・調査と分析
・広報とコミュニケーション
・5つのヒント
1)組織全体を常に考慮したアプローチ
2)ジェンダーの平等は、すべての職員の責任であり、
改革はスタッフ全員の声を聴く必要あり、
3)あらゆる壁を超える。部局の壁、人種の壁、性別の壁、上下の壁等
4)変化はゆっくりしているので、改革は一貫性を保ち、辛抱強く、
5)データーとベストプラクティスを収集、
・必要な各種資源
・限界