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  • 「権威主義的な政権への援助をめぐる議論:N.Cheesemanの問題提起と反論」
    • 【月刊アフリカニュースNo.100掲載】
    •  最近のエチオピアとルワンダの経済成長の好成績が評価され、援助国はこの権威主義的な
       政権への援助を増加している。
       援助国はこれらの国での国民の生活水準の上昇も高く評価している。エチオピアとルワンダ
       で維持されている政治システムが他の国で再現できるかというと、大きな疑問が残る。
       両国のシステムは、厳しく社会をコントロールする“開発家産制”であり、ケニアやナイジェリア
       で見られる強い反対政党や市民団体が存在する国では、そのような政治システムは存在し得ない。
       権威主義的な政権は、開発の利益を長期間守る政治的な安定を維持することが出来るであろうか。
       エチオピアは現に内戦状態ではないか。
       “Authoritarian Aid: A reply to Prof. Cheeseman”
       Solomon Baraka Sudi 、1月8日
       http://democracyinafrica.org/authoritarian-aid-a-reply-to-prof-cheeseman/
       問題とすべきは、権威主義的な政権の可否を問う事でもなく、援助がそのような政権を強化
       することでもない。権威主義的な政権ではなく、部族的連邦制の成立、強化を支援すること
       である。開発援助を係争のリスクと結びつけるのは、アフリカ諸国に必要としている経済的
       支援を否定することにつながる。援助は適切に利用されれば、単に経済開発を進めるだけで
       はなく、強固な民主主義への移行を促進する可能性を秘めている。
       
       

    • “The Conflict in Ethiopia Calls Into Question Authoritarian Aid”、
      Democracy in Arica、 Nic Cheeseman、 1月8日
      http://democracyinafrica.org/the-conflict-in-ethiopia-calls-into-question-authoritarian-aid/

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