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  • 「アフリカ経済見通し、2020、COVID-19の最中にあって」
    • 【月刊アフリカニュースNo.94掲載】
    • ・COVID-19感染者数は7-14日ごとに、倍増している。33ケ国は貧弱な医療設備しかないので、パンデミックに対しての準備は貧弱である。パンデミックは大陸の現在までの発展軌道を覆す可能性もある。人道的にも公衆衛生の視点からも大災害となる可能性もある。
      ・アフリカの2020年のGDPは、パンデミックの影響は厳しいが短い期間というベースラインシナリオでは1.7%の成長。最悪のケースシナリオでは、―3.4%である。
      ・2021年に部分的な回復というシナリオでは、3%の成長が予測されえる。
      ・各国の影響は経済の構成とパンデミックの始まった時の経済状況によって大きく異なる。
       観光依存国、石油輸出国、他の資源依存国は、観光客の激減、石油価格の下落、資源需要と価格の下落等によって、厳しい影響を受けるであろう。このような国の経済はマイナス4%位の落ち込みとなろう。その他の経済構造が多様化している国々はショックに対して弾力的に対応できよう。
      ・財政赤字は倍増し、追加的な債務はGDPの10%のレベルに達するであろう。パンデミックは公共分野では$1220億の追加の資金調達を必要としよう。しかし、世界金融市場は縮小し、安全第一となり、流動性は大いに減少しよう。外国直接投資、海外からの仕送り、ポートフォリオフローも減少しよう。
      ・パンデミックの直接的な影響は2,300万人以上の弱い労働者の職を奪い、極度の貧困に苦しむ人々は4億6300万人に上る。これが最悪のシナリオである。
      ・アフリカ諸国の政府と開発支援国は、協調し、目標を定め、迅速にすべての政策手段を動員しなければならない。次のような政策手段が考えられる;
      (1) ウイルスの拡散を封じ込め、死亡者を最小限に抑えるための目標を定めた公衆
      衛生手段、(2)流動性の制約と支払い能力リスクを軽減するための通貨政策、
      (3)経済的な影響の緩和と脆弱なグループを保護するための財政政策、(4)労働者と彼らの雇用を守るため労働市場政策、(5)COVID-19後と将来のショックに対応するため回復力を付ける政策。
      ・経済活動を再開するために、政策作成者は順序だった段階的なアプローチを採択する必要がある。経済活動再開と国民の健康状態のトレードオフを慎重に評価しなければならない。経済活動は異なる分野間の感染リスクを考慮し段階的に進めなければならない。製造業、建設業、小売業などが最初に再開することが出来よう。次にホテル、学校、レストラン、スポーツ、劇場などの再開が考えられる。

       

    • “African Economic Outlook 2020 Amid O VID–19”
      African Development Bank、 7月9日
      https://www.afdb.org/sites/default/files/documents/publications/afdb20-04_aeo_supplement_full_report_for_web_0705.pdf
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