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- 「腐敗認識指数CPI」
- 【月刊アフリカニュースNo.88掲載】
- “CPI 2019: Global Highlights:How corruption impacts political integrity”
Transparency International、1月23日
https://www.transparency.org/news/feature/cpi_2019_global_highlights
・Corruption Perceptions Index(CPI)は、各国の公的部門の汚職、腐敗程度を専門家と
ビジネスマンによって、指数化したもので100点(非常に清潔)から、0点(非常に
腐敗)となっている。今年は180ヶ国について指数化されている。2/3以上の国が、
50点以下、平均43点である。
・ニュージランドが、最も汚れていない国とされ、87点である。北欧諸国が次であり、
シンガポール、ドイツ、アイスランドと続いている。ソマリアが9点で最低であり、
スーダン、南スーダン、シリア、イエマン、ベネズエラ、アフガニスタン、北朝鮮と
続く。昨年から改善した国として、アンゴラは7点上がって26点で、146位となった。
盗まれた50億ドルを取り戻したからである。サウジアラビアは、人権問題を抱えて
いるが、4点上がって53点で51位となった。米国は2点を足して、69点で23位と
なっている。
・EU諸国が、平均66で最高である。サブサハラ・アフリカは、地域として最低で平均
32点である。汚職取締に対する厳しい動きがないとされている。セーシェルが66点
で最高であり、ボツワナが61点で続いている、カーボベルデ58点、ルワンダ53点、
モーリシャス52点である。低い方から、ソマリア9点、南スーダン12点、スーダン
16点、赤道ギニア16点となっている。
・調査によれば、選挙時に資金の流れが自由な国、意思決定過程で広く協議が行われる
国よりも、エリートが恵まれている国に汚職が多いとのことである。